高齢者は地方へ移住すべきなのか都市部に集まるべきなのか

疑問を抱く老人男性
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今や日本人の4人に1人が65歳以上であり、さらに高齢者が人口に占める比率は高まっていき、団塊の世代が75歳以上となる2025年に介護職員が38万人不足するという調査結果が、先日厚生労働省から出されました。

また政府主導による人口の地方移転施策の一環で、高齢者の地方移転を積極的に支援しようという動きが出てきています。

 

地方と都市部、それぞれのメリット・デメリット

地方と都市部、それぞれ良い点、そうでない点があるのは当たり前であり、良い点だと感じるか否かは人それぞれですが、高齢者が生活を営むにあたってのメリット・デメリットは知っておきたいところです。

交通機関の利便性

優先席

利便性に加え高齢者パスが都市部の電車やバスを利用する高齢者にとっては非常に便利です

交通機関に限ると、これはもう比べようもないほど都心部に軍配があがります。車や自転車、バイク等の運転に不安を抱える高齢者にとって地方の更に完全な車社会の地域で、子供が同居せずに暮らすというのは本当に不便極まりないと言えるでしょう。一方都市部では電車やバス等が発達しているため、車に依存しない生活を送ることができます。

また、車やバイクにはお金がかかりますが、高齢者パスで電車やバスに乗れる都市部では移動にお金がかからないという点は、経済的に大きな差があります。



医療・福祉の充実度とサポート力

 

健康診断を受けるシニア男性

これは一概に地方vs都市部という分け方で言い切れない点で、地域や自治体により異なります。

都市部では近くに病院や介護施設が数多くあるものの、それを上回る利用者がいるため、施設も職員も慢性的に不足しています。一方、近くに病院のない地域に高齢者だけの世帯が暮らすのは健康面での不安が非常に大きい反面、地方でも自治体によってはドクターヘリや介護施設・職員等が充実している自治体もあります。都市部と地方間での移住でなくとも、今住んでいる地域の近くに医療や福祉の充実した地域があれば、そこへ移ってサービスを享受するという選択肢もありますね。

 

コミュニティ

墓友

特に家族と離れて暮らす高齢者にとってコミュニティこそが最も大切なポイントだという方は多いでしょう。移住しようがしまいが、あまり人との接点のない暮らしというのは何かと寂しいものですし、かといってストレスになるほどのコミュニティも負担です。この点だけはなかなか住む前に調べづらい点です。ほどよく近い距離に友だちや家族、親戚が住んでいるという環境が心地よいのかもしれません。

 

結局選択するのは本人

笑顔のシニア男性

今の議論のおかしなところは、議論の中に高齢者本人の意志が考慮されていないことです。地方だろうと、都市部だろうと、高齢者本人が住みたいところに住めば良いわけで、それを国や自治体、マスコミがあるべき論を振りかざすのは到底おかしな事です。

ネットで買物もできれば無料で家族と電話やTV通話もできる世の中です。そうした風潮に振り回されず、ご本人が家族とよく話し合った上で、アクティブシニアライフを楽しめる環境で暮らすのがいちばん良いのではないでしょうか?

シンプル葬の海洋散骨

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